よくあるご質問
- 技術士とはどんな資格ですか?
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技術士とは「科学技術に関する技術的な専門知識」「高等の専門的な応用能力」「豊富な実務経験」の3つを有していると認定された方に与えられる資格です。建設部門や上下水道部門など、21の分野に分かれています。科学技術系で最難関・最高峰の国家資格です。
- 技術士になるメリットは何ですか?
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技術士の受験資格を得るには、4~7年以上の実務経験が必要です。また、合格率も低いので技術士の資格を取得しているということは、すぐに現場で役立つ実務経験と高い技術力を持っている証明になります。転職の武器になるのはもちろんのこと、給与のアップにも繋がりやすいでしょう。
- 技術士の合格率はどれくらいですか?
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技術士の合格率は年度や部門ごとに異なりますが、2021年度の合格率は1次試験が約31%、2次試験が11.6%です。技術士試験は受験資格が定められているので、実務経験がある方しか受験できません。それでも10%~30%台の合格率なので、高い難易度といえます。
- 技術士の難易度はどれくらいですか?
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技術士の資格試験の難易度は「難関」レベルです。ただし、予備校などに通って特別な受験テクニックを身につけなくても合格は可能です。参考書や禍根門、通信教材などを利用してしっかり勉強しましょう。4年以上の実務経験を積んだ方がこの合格率ですから、一夜漬けでは合格できません。
- 技術士の受験資格は何が必要ですか?
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技術士の受験資格を得るには、まず第一次試験に合格するか指定された教育課程を卒業して修士技術者(技術士補)となります。その後、指導技術士の下で4~7年実務経験を積むと、技術士の二次試験の受験資格を得られます。
- 技術士の年収はいくらくらいですか?
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技術士の平均年収は約587万円といわれています。しかし、技術士には21に及ぶ分野があるので、取得した部門によって年収に若干のばらつきがあります。将来性があり、需要が高い技術者ほど高収入を得られるチャンスが高いです。
- 技術士の試験日程はいつですか?
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技術士第一次試験は、毎年10月前半~11月下旬に開催されます。2022年は11月27日です。二次試験は、例年7月第3月曜日(祝日)とその前日の日曜日です。2022年は7月17日、18日でした。
- 技術士補との違いは何ですか?
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技術士補とは、指定された教育課程を終えた方か技術士一次試験に合格した方が登録することで、名乗ることができます。ここから4~7年の実務経験を指導技術者の元で積むと、技術士の受験資格を得られます。
- 技術士は女性でも活躍できるでしょうか?
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女性技術士は、全体の2.3%と他の国家資格に比べて圧倒的に少ないのが現状です。しかし、現在はようやく増加傾向に転じました。これからは、まずますます増えていくことが予想され、活動の場も広がっていくことでしょう。
- 技術士の受験資格である「指定された教育課程」とはどのようなものですか?
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技術士の分野がある大学及び高等専門学校が該当します。学部では、工学部、理工学部が該当するので、詳しくは「技術士法第三十一条の二第二項及び第三十二条第二項の規定に基づく教育課程及び対応する技術部門の指定について」を確認しましょう。文部科学省のページで学校名と学部名が公開されています。