試験対策・テクニック
試験は全て選択式のマークシート。
選択肢の中から正解を導き出せる力が必要
独学は可能か?
独学も可能な試験です。
試験問題は、知識問題が大半で、計算問題は出題されても1問ほどで比較的受験しやすい内容です。
知識問題が大半ということは、時間をかければ得点につながりやすいと言えるので、十分に時間を確保できる方は、独学で合格レベルまで到達することができるでしょう。
逆に、時間が確保しづらい方や、自身でスケジュール通りに学習することが苦手な方は、要点が分かりやすく、得点につながりやすい問題がまとめられている通信講座や、e-ラーニングを利用して効率よく学習する手段を選択したほうが良いでしょう。
過去問を徹底的に学習する
二級ボイラー技士は、過去問をしっかり学習することが合格への近道となります。
大学受験のように合格定員が決まっている試験ではなく、一定のレベルに到達していれば、必ず合格する試験です。
受験者の取得点数に差が出るような難解な設問を出題はほとんど見当たらず、実力が一定の水準に到達しているかを確認するために、重要な内容が繰り返し問われる傾向があります。
二級ボイラー技士試験は、過去問をベースとして多少内容を変えた問題が多くなるので、過去問を徹底的に繰り返し学習するようにしてください。
最近は、新傾向の問題が多少出題されるようになりましたが、奇をてらった問題はありません。
今後も過去問を中心の学習で問題ないでしょう。
教材はひとつに絞る
出題は、知識問題がほとんどなので、良質のテキストをひとつだけ用意して学習を進めるほうが効率的です。
何冊もテキストを利用すると、学習内容も時間も大幅に増え、浅い学習になってしまします。
知識問題が多数を占めるため、良質の教材を反復学習することが、合格までの王道の立ち回りとなります。
本番の試験でも何度も繰り返した知識のほうが、選択肢で迷いがなくなり、結果正解にたどり着けることが多くなります。
出題形式に慣れる
5つの選択肢から、1つを選ぶ五肢択一のマークシート方式です。
正しいものを選択、間違ったものを選択、穴埋め問題や正しい組み合わせを選択するなど、五肢択一といっても、様々な問われ方があります。
そのため、思い込みや勘違いにより、ケアレスミスが多発する場合があるので、問題文は最後までしっかり読むことを意識しましょう。
間違った内容のものを選ぶのか、正しい内容を選ぶのかなど、学習している段階から確認するようにしてください。
苦手分野を作らずに満遍なく習得する
試験は、各科目に足切り点が設定されています。
全科目の合計点が合格水準に達していても、1科目が足切り点を下回っていると不合格になります。
得意科目があることは申し分ないですが、苦手科目をなくすほうが何より重要になります。 苦手分野があり、自身で克服することが難しいようであれば、先生に質問するなどして知識の補完をする必要があります。
もし、そのような環境にないのであれば、先生に質問ができる通信教育を利用することなども検討すると良いでしょう。
問題が難しすぎると感じる方は、ボイラー実技講習を先に受講する
ボイラーを取扱った経験がない方は、どの問題も難しく感じても不思議ではありません。
特にボイラーの使用方法についての内容は、イメージがしづらく困惑するかもしれません。
学習を初めて、限界を感じるようなら、ボイラー実技講習を先に受講することも有効な手段です。
ボイラー実技講習は、試験の後でも前でも受講するタイミングは問われないので、先に受講し、受講修了後に試験の学習を再開すると、学習がはかどるはずです。