消防設備士乙種6類は、消火器に関する資格です。
消防設備士乙種6類試験は、筆記試験と実技試験の2種類あります。試験に合格するためには、限られた勉強時間でテキストを用いて効率的に勉強する必要があります。
しかし、しっかりとした勉強方法を計画し取り組むことで30日間の勉強でも十分に合格可能です。
そこで今回は、消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間や勉強方法について解説します。
目次
消防設備士乙種6類試験の出題範囲はどこから勉強するべき?
まず、消防設備士乙種6類試験の出題範囲を詳しく見ていきましょう。
消防設備士乙種6類試験の出題範囲
消防設備士乙種6類試験の出題範囲と配点については、次のとおりです。
試験科目(乙種6類) | 出題数 | 合格基準 | ||
---|---|---|---|---|
筆記試験 | 基礎的知識 | 機械に関する部分 | 5問 | 正答率が出題数の40%以上 |
消防関係法令 | 共通部分 | 6問 | 正答率が出題数の40%以上 | |
6類に関する部分 | 4問 | |||
構造・機能・及び 工事・整備の方法 | 機械に関する部分 | 9問 | 正答率が出題数の40%以上 | |
規格に関する部分 | 6問 | |||
合計 | 30問 | 正答率が出題数の60%以上 | ||
実技試験 | 鑑別等 | 5問 | 正答率が出題数の60%以上 |
上記が出題範囲と配点です。
全体だけでなく、科目ごとに合格ラインが定められているため注意しましょう。
筆記試験が合格していないと実技試験が採点されない
消防設備士乙種6類では、筆記試験と実技試験の2種類あります。
ここで1つ注意しておかなければいけないことは「筆記試験に合格していなければ実技試験は採点されない」ということです。
仮に筆記試験の総得点で合格ラインに到達していたとしても、各科目で40%の正答率に達していない場合は、不合格とみなされ実技試験は採点されません。
消防設備士乙種6類に合格するために、各科目のポイントを押さえて点数を稼ぎましょう。
どの科目から手を付ける?
では、消防設備士乙種6類の勉強はどの科目から始めるべきでしょうか?結論としては、筆記試験の「消防関係法令」から勉強するのがベストです。
消防関係法令は、消防設備士に必要な知識が多く詰まっている科目なので、初めて受験する方が最初に勉強する科目としては最適でしょう。
消防関係法令に登場する知識を身に付けてから、「基礎的知識」や「構造・機能・及び工事・整備の方法」について勉強してください。
消防設備士乙種6類試験に合格するために必要な時間と方法
続いて、消防設備士乙種6類試験に合格するために必要な勉強時間と勉強方法について解説します。
必要な勉強時間と勉強のポイントをそれぞれ確認しましょう。
消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間
消防設備士乙種6類の合格に必要な勉強時間の目安としては「1日2時間以上の勉強を1ヶ月から3ヶ月日以上」といわれています。
とはいえ、社会人の方は1日2時間以上の勉強を継続するのは困難です。そういった場合には、1日1時間程度の勉強でも問題ありません。最初は1日30分だけでもよいので勉強する習慣を身に付けてください。
なお記事の最後に30日間で合格できる方法も紹介しているので、参考にしてください。
【筆記試験】科目ごとの勉強方法
次に、筆記試験で登場する各科目の勉強方法とポイントについてです。
消防関係法令は、問題で登場する用語をしっかりと覚えて意味を理解することが大切です。全科目の中でも受験者を悩ませる用語が一番多く登場するので、自分自身で分かりやすくまとめておきましょう。
基礎的知識の科目では、計算問題が登場します。物理の問題と類似したものが多く、公式に当てはめるとすぐに解ける問題ばかりなので、難易度としては高くありません。問題集を用いて、計算問題の出題パターンを把握しておきましょう。
最後に、構造・機能・及び工事・整備の方法についてですが、これは消火器の機能を正確に把握することが大切です。消火器の働きや消火薬剤の種類、消火作用について自分なりにまとめておくことで、効率的に攻略できるでしょう。
ポイントを押さえて科目ごとに点数を稼いでください。
実技試験のポイント
実技試験に合格するために最も重要なポイントは「消火器の名称と特徴をセットで理解する」ことです。
実技試験では、消火器の写真を掲載して名称や特徴について問われます。
その際に、いずれか片方だけの知識だけでは、問題を解けません。名称と特徴の両方について、知識を結び付けておくことが大切です。
テキストや過去問題はもちろん、動画やスマホなどを活用して少しずつ知識の幅を広げていきましょう。
ひたすら過去問題を解く
これは、筆記試験と実技試験の両方にいえることですが、試験では過去問題と類似した内容が多く出題されます。
そのため、試験勉強はテキストを用いるだけでなく、過去に実施された問題を多く解いておくと効率的です。
3~5年分の過去問題を解くと似たような問題に遭遇するため、こういった出題率の高い問題を入念に対策しておくことで点数を稼げます。
消防設備士乙種6類を30日間の勉強で突破しよう
今回の記事では、消防設備士乙種6類の勉強方法と勉強時間について解説しましたが、SATの通信講座を使えば、消防設備士乙種6類を30日間で突破することも可能です。
SATの通信講座は、動画教材とテキスト教材の2つで構成されています。動画講座はEラーニングコースの場合だとPCやスマートフォン、タブレットといった端末を使うことで視聴することができます。
視聴は専用のオンラインページで行います。つまりインターネットさえ繋がっていればどこかでも勉強が可能なのです。
例えば移動中の電車の中や、寝る前のちょっとした時間など、隙間時間にも勉強が可能です。また、しおり機能がついているため、途中で視聴を止めたとしても続きからすぐに視聴再開することもできます。
テキストは動画の内容に準拠しており、SATのテキストはすべてのページがカラーでできています。実技試験では図や画像で問われるので、フルカラーのメリットは大きいでしょう。またテキストも合格だけにフォーカスした内容で構成されており、徹底的に効率を重視した作りになっています。
なるべく早く、かつ効率よく合格をしたい人にSATの通信講座はピッタリです。消防設備士乙6を取得予定の方は、ぜひ検討をしてみてください。