こんにちは、M.Mと申します。
私は、FA自動化からスマートファクトリーの構築まで、幅広い分野での自動化コンサルティングを行っています。
ここでは、私の専門領域や実績についてご紹介します。
目次
学歴と経歴
私の技術者としてのキャリアは四十数年前に始まりました。
大学生時代にアメリカのサクラメントでマイクロマシニングデバイスの研究開発をしていた叔父の誘いで渡米し、アメリカの大学で学びましたが、叔父が交通事故で他界したため、サクラメント州立大学を中退し、日本に帰国しました。
帰国後は、関西の中堅工作機械メーカーで設計業務に従事し、3年後に独立して自動化装置の設計・製作・組立・制御を一貫して提供する会社を起業しました。
成功と失敗を経験し、会社経営の難しさを実感しましたが、その後は大手製造メーカーで自動化や生産技術の研究開発プロジェクトに携わり、さまざまな製造業に対応できるエンジニアリングスキルやマネジメントスキルを習得しました。
リーマンショックの際に大手電子部品製造メーカーを退職し、中国の新設工作機械メーカーの副工場長として生産技術や生産管理の指導を行い、以降は、日本国内のみならず、中国、台湾、韓国でも、自動化や工場改善、機械設計の見直し技術指導を行っています。
これまでの経験から得た知識やノウハウを、クライアントの皆様とも共有できればと考えています。
保有資格について
私はサクラメント州立大学を中退しましたが、その後も多くの資格を取得し、専門知識や製造業に関する知見を深めてきました。
主な保有資格には、技術士(機械部門)、技術士(経営工学部門)、労働安全コンサルタント(機械安全)、1級機械設計技術者、1級機械製図技能士、機械機器設置工事監理技術者などを取得しました。
これらの資格を活かし、さまざまなプロジェクトでリーダーシップを発揮してきました。
私のモットー
私が技術指導にあたる際に心掛けていることは、「クライアントと同じ目線に立って顧客価値の創造に寄与できる技術士でありたい」ということです。
企業のレベル、本当の要求を理解して、それに合った指導をすることを心掛けています。つまり、どのようなレベルの企業に対しても、決して上から目線に立たないこと。一緒に考え課題を解決しましょう、という姿勢です。
また指導に際しては、依頼された個別の課題解決、つまり部分最適で終わるだけでなく、全体最適の視点からの考察、対策案の提示を行うようにしています。
所属団体
私は日本技術士会、日本労働安全コンサルタント会、韓日産業技術協力財団、ものづくりドットコム,東京都中小企業振興公社デジタル技術アドバイザーとして活動しています。
これらの団体での活動を通じて、最新の技術動向や業界のトレンドを常に把握し、クライアントに最適なソリューションを提供できるように努めています。
【専門分野】
私の専門分野は以下の通りです。
FA自動化
簡易自動化からスマートファクトリーの構築まで、幅広い自動化ソリューションを提供します。
工場改善
効率的な生産システムの構築や工場の改善を支援します。特に中國では、リーン生産方式の指導を多く多く行っています。
機械設計製図
基礎をしっかり踏まえた機械設計と製図を指導します。
労働安全コンサルタント
労働安全に関するコンサルティングを行い、安全な作業環境を実現します。(一部の労働衛生コンサルタントも行えます)
工場の機械安全
機械安全に関する診断や評価を行い、リスクアセスメントを実施します。
最近の主な指導実績
私の最近の主な指導実績には以下のものがあります
① 中国国有企業太重グループ5社の工場診断および改善指導
工場の現状分析、製造プロセスの把握、課題整理、工程の最適化を行い、リーン生産公式に基づく建設的な改善提案報告書を作成。
② 韓国大手プレス機械メーカーの工場診断、作業改善、安全管理指導
作業環境の改善や安全管理の強化を行い、生産性の向上を指導。
③ 国内アルミ材加工メーカーでの自動化指導
現状分析、自動化の基礎的な考え方の指導、エンジニアリング・装置メーカーの紹介、発注先選定の助言、ベンダーコントロール、要素技術など開発、自動化設備の仕様検討、設備導入後の運用のアドバイスなどを行いました。
セミナー講師実績と内容
私のセミナー講義では、専門知識の講義だけでなく、現場の課題解決につながるノウハウの提供にも心がけています。
以下のような講義実績があります。
① 加工を考慮した図面の描き方(対面2回、オンデマンド1回実施)
② 製図と読図
③ 機械要素
④ 一流の設計技術者になるために
⑤ 機械設計技術者支援講座
⑥ VE/VAコストダウン設計
⑦ 機械安全の基礎知識
⑧ 機械設計におけるヒューマンエラー
⑨ FA自動化支援講座(韓国、日本)
⑩ プレス屋さんのリーン生産公式
⑪機械設計技術者の基本スキル~フリーハンドスケッチを描こう
⑫AIやxRを活用した機械設計製図の最新動向と将来展望
初級機械設計者向けセミナーについて
ここでは、初心者機械設計者向けセミナーの内容を簡単に紹介させていただきます。
機械設計の基礎を学び、実務に活かすセミナー
技術系企業の新入社員、機械設計者、製造、組立、購買、営業などに携わる方、あるいは機械要素に興味のある方に最適です。
セミナーは「機械要素第一講座」と「機械要素第二講座」に分かれています。
第一講座
ねじ理論、ボルト、ナット、軸、軸受、ベアリング、継手、歯車、ベルトトプーリー、チェイン、リニアガイドボールネジ、リニアガイドなどの基本機械要素を幅広く解説します。
締結要素や組立技術の機械要素についても詳しく取り上げています。
第二講座
カム、リンク、ばね、Oリング、パッキンなどの密封要素を中心に紹介します。クラッチ/ブレーキ、トルクリミッター、ショックアブソーバ、パーツフィーダ、インデックスユニットなどの応用機械要素も学べます。
機構学やロボット工学の起源となるからくりメカニズムにも焦点を当てています。
どちらの講座も、単なる知識の提供だけでなく、実務で役立つノウハウや関連するトピック、エピソードも盛り込んでいます。
セミナーのポイントと受講者のメリット
実務に直結
理論だけでなく、実務での応用方法も学べるため、即戦力として活躍できます。
幅広い内容
基本から応用までカバーしているため、初心者から中級者まで対応可能です。
受講者に向けたメッセージ
機械設計の基礎をしっかりと学び、実務に活かせるスキルを身につけましょう。
私の経験から得たノウハウも提供し、皆さんの成長をサポートします。第一講座を受講した後に第二講座を受講することで、より深い理解が得られますが、単独での受講も可能です。幅広く、奥深い機械要素の世界に一緒に飛び込みましょう。
興味を持たれた方は、ぜひこの機会に受講してみてください。SAT PROよりお待ちしております!
初心者のためのアドバイス
初心者が機械設計を学ぶコツは、広く浅く学び、全体像を掴むことです。
両講座はその趣旨に沿って様々な機械要素を紹介していますが、中には少し深く掘り下げて解説しているものもあります。それでも、わかりやすい解説を心がけているので、どんな方でも機械要素に興味があれば理解できます。
このセミナーで学び、実務に直結するスキルを身につけてください!
知的財産取得歴について
「電子部品製造に関する超音波振動を利用した革新的な生産技術の開発」に関する知的財産を取得しています。
電子部品製造メーカにおいて、電子部品製造に関する革新的な技術の開発に携わりました。この技術は、使用者等に帰属するノウハウ秘匿として管理されています。
私は、この技術の開発において、基本構想や製造自動化ラインへの展開、レイアウト設計を担当しました。また、実験や評価を行い、技術報告書や機械学会論文、特許出願書類を作成しました。
私の強みについて
最後に私の強みを紹介させてください。
- 簡易自動化からスマートファクトリーの構築まで、FA自動化コンサルティングが行えること。
- 企業の設備開発担当と産業機械のエンジニアリングセットメーカー経営の両方の経験。
- 大手製造企業数社での製品開発や生産工程自動化のプロジェクトマネジメント経験。
- 日本国内のみでなく、中国、台湾、韓国、タイの製造企業数十社での技術指導経験。
- 国が認定しているコンサルタントエンジニアであること(技術士、労働安全コンサルタント)。
- 機械安全に関する工場診断、評価などリスクアセスメントが行えること。
- リーン生産方式、セル生産方式、VE/VAなど工場の改善指導が行えること。
- 新入社員や初級機械設計者向けの教育プログラムの作成、指導。
- 専門知識のみでなく、技術者としてのものの考え方、捉え方、問題解決法まで指導できること。
- 情報収集、評価、分析力を持っており、課題となるテーマの技術探索が行えること。
私の豊富な経験と深い知識を最大限に活用し、上述した強みを生かしてて、クライアントの皆様が直面するさまざまな課題を解決するお手伝いができることを心から楽しみにしています。
どのようなご質問やご要望にも親身になってお応えいたしますので、SAT PROよりどうぞお気軽にお問い合わせください。