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新人・経験不足者の安全衛生教育はお任せください!|S.S氏

34人の方が、この記事を参考にしています。

労働安全コンサルタントのS.Sと申します。安全衛生教育、職長教育、工場の安全診断等安全衛生に関する事項を専門業務としています。

職場での新人・経験不足者の安全衛生教育についてお困りの方はいらっしゃいませんでしょうか。ここでは、私の自己紹介とともに新人教育の基本である5Sについて簡単に解説させていただいております。

自己紹介

まずは簡単に私の自己紹介からさせていただきます。

大学では理工学部機械工学科を卒業し、大手非鉄金属メーカーにて生産技術の業務に従事し、設備メンテナンスからエンジニアリング・プラント建設までの経験を経て、安全衛生に関する全社統括者として業務を担いました。

退職後、労働安全コンサルタントの資格を取得し、労働災害の怖さや被災者の辛さなど、今までの経験から、分かり易く新人及び高齢者に伝えたいと考えています。

近年の傾向での労働災害は、新人・経験不足者及び高齢者が多数を占めており、被災者数を少しでも減らすため、新人・経験不足者の安全衛生教育を重点に活動をしています。

専門領域の紹介 〜新人教育は5Sから〜

安全衛生に関する新人教育において、何の話題にしようか困っていないでしょうか?

この頃の安全衛生教育は、やたらと、危険予知(KY)だとかリスクアセスメントに的が絞られているようです。しかし、工場内の設備や作業について十分な知識や経験が乏しい新人にとって、危険予知やリスクアセスメントを教えても危険な状態、危険な箇所、危険な行為等について気付くでしょうか。

危険予知やリスクアセスメントは、現場の状況を見て危険と感じてその状態や箇所、行為について抽出することができなければ始まりません。理屈や言葉の意味が理解出来ても新人が危険と感じられなければ危険予知やリスクアセスメント教育の意味がありません。

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安全衛生に関する新人教育を何から進めるのがよいか考えるのであれば、是非5Sから始めたらどうでしょうか?

そもそも5Sとは

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の5文字であり、昔から言い古された言葉であります。

しかし、多くの企業で実践され企業規模や業種に関係なく、また各種の管理・改善活動となんら矛盾することなく受入れられており、この5つの活動が工場管理の原点の活動となっています。

5S活動は、あくまでも無駄をなくす活動ですが、同時に安全衛生活動につながっており、新人の安全衛生意識の向上にも役立つはずです。5Sの教育について、少し触れますと目指す姿、及び具体的にどのようなことを活動の柱に据え活動したらよいかポイントだけを示します。

5S教育のポイント

  1. 整理語源:道理や原理に従って、整え始め、秩序を正すこと
    定義:必要なものと不必要なものを区分し、不必要なものをなくすこと
    活動:不要品の一層と発生源をたち、けじめをつけること
  2. 整頓語源:頓はにわかの意味があり、“急いでも整えられる”こと
    定義:必要な時に直ぐ使えるよう、正しい置き方や配置を決めること
    活動:品質・安全も考えた、能率のよい物の置き方の追求とすっきりした職場にするこ
  3. 清掃語源:きれいに掃除すること
    定義:ゴミ、汚れ、異物などをなくし、きれいにすること
    活動:クリーン化と清掃点検により微欠陥を排除すること
  4. 清潔語源:汚れのないこと
    定義:整理・整頓・清掃を繰り返し、徹底して、衛生面・公害面も含めてきれいに保つこと
    活動:清潔な状態を保つため、目で見る管理の工夫と異常の顕在化と早い行動をとること
  5. 躾語源:二つ意味があり礼儀作法を身につけさせることと、(仕付け)縫い目を正しく整えるために仮にざっと縫い付けておくこと(仕付けすることで、早く、ミスなく良い縫い目が出来る)
    定義:決めた事が守られる習慣づけすること
    活動:教え、訓練することにより、習慣を変え、ルール作りと習慣づけをすること

どこの職場でも5Sとか整理・整頓・清掃などの看板が掲げられていますが、そのレベルはピンからキリまでです。

5Sは、誰でも理解で、実行できることばかりですが、容易にできそうでなかなか徹底した実行が困難なものです。なぜならば簡単なことだ、低級なことだと馬鹿にして、本気で取り組まないからです。

同様に一般の作業は、作業標準に従って実行されますが、その標準どおり行われているかは第三者には分かりません。正しい作業が行われているかは、正しく維持管理されているかで分かります。

5S活動は、小さな簡単なことでも、全員が馬鹿にしないで行う体質づくりの活動なのです。また、ここで忘れてはならないことは、あくまでも5Sは改善の技術ということで、目的をもった5Sをやらなければ新人に伝わらないのです。安全衛生活動においてやるべきことはヘルメットや安全靴をつけるとか、物を運搬時の注意、通路の確保などのように、地道なことを一つ一つきちんと守る規律ある職場づくりを目指すことです。

新人・経験不足者の安全衛生教育にお困りの方はSAT PROへお問い合わせください

ここまで5S教育について、簡単にさわりだけ解説させていただきました。

もし職場での新人・経験不足者の安全衛生教育においてお困りでしたら、SAT PROよりぜひご相談ください。新人・経験不足者が自分自身のこととして捉え、行動できるように教育指導いたします。

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