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製造業の品質アップをご支援します!|T.K氏

181人の方が、この記事を参考にしています。

無線通信技術の専門家、T.Kと申します。「無線技術コンサルエンジニア」として活動しています。

単なるコンサルタントでなく、エンジニアとして積極的に技術的な検討や設計のアイデアなど開発やトラブル解消についての支援をしています。

これまでの私の経験をベースに、業務支援や企業さんと面談した際に感じたことなどを「技術コンサルタントはどう活用すればよいか、どう選定すれば良いか、その注意点はなにか」等としてご紹介できれば幸いです。

T.K氏の自己紹介と実績についてはこのコラムの末尾にございます。

製造業の製品開発と上市について

引用:東大IPC−東京大学協創プラットフォーム開発株式会社

製造業のものつくりは、マーケットインとプロダクトアウトがあります。

マーケットインだとニーズにあわせていますが、プロダクトアウトの場合はどちらかというと大量生産向けに近いのでシーズになりがちです。そのためか、プロダクトアウトの場合について、部材や部品メーカの方からよく聞く話があります。自社で企画・開発した製品は「市場ニーズを捉えているのか」「今後どのような分野に使えるか」ということです。

既存マーケットニーズは捉えているそうですが、今後の開発の指針などで「新分野進出」を考えた際に、自社では幅広いアイデアが出ないという事を聞きます。これは、プロダクトアウトの型の完成品メーカにも言えると思います。

しかし、これは仕方がないことだと思います。企業独自でプロジェクト実行の場合、自社の風土や常識で進めます。それは正しいやり方ですが、ときおり狭い常識の範囲だったり時代に合った内容か疑問視されるようです。

そうするとプロジェクト自体は進みますが、完成したプロダクトが新分野に沿ったものとならないことがあります。

そこで、技術コンサルタントは、新分野での新規開発の伴走には非常にお役に立てられます。なぜなら、技術コンサルタントの多くは、自己の技術分野で幅広い経験と深い知見に基づいた高い技術力と的確な着眼点を有しています。

エンドユーザーでの運用要求や技術動向について、自らの知見を応用し、新分野への開発アイデアとして提供することができるからです。

製造業での開発プロジェクトを進めるにあたって

製造業での開発プロジェクト遂行には、技術の基本と、応用力、それと周りを巻き込むコミュニケーション力が欠かせません。

普通は、自社の組織力、知見、経験により、ものつくりプロジェクトを推進させます。しかしながら、今までの自社で例を見ない開発案件だと行き詰りを感じることが多々あります。それを「自社の努力」で「書籍」「インターネット」等の情報だけで進めるのは非常に効率が落ちます。なぜなら、そういった場合に書籍などでは「イメージ」と「実感」がつかみきれず、習得するまでに時間がかかります。

色々な人がよく言われることですが、「プロジェクトが終わってからやっと理解できた」ということがあります。私も確かにそういう経験をしたことがあります。

そこでもし、時間短縮と効率を考えるのであれば、技術コンサルタントを活用することをお勧めします。必ず、イメージをつかみ、実感がわくようになります。私はそういうことを心がけて、クライアントへの支援をしております。

技術コンサルタントを活用しよう

ここからは、技術コンサルタントを使うことのメリットや重要視する点などを解説いたします。

技術コンサルタント活用のメリット

技術コンサルタント活用のメリットは、適用技術に関する知見と経験で客観視できることです。

一般に、技術情報は、開発をしようとしている製造業の皆様が詳しいです。それは、新規開発しようとした際には、類似の技術や最新のトレンドなどの現状や市場を調べるからです。ところが、自社の立場は理解しつつも、製品への最適な技術適用や事例等の応用の仕方には知見が薄いことがしばしばあります。

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そこが、技術コンサルタントを活用する一番の大きなメリットになります。つまり、製品開発についての戦略と最適性には、専門知識や技術の応用に関する知見を持つ技術コンサルタントは非常に大きな存在になります。

ところで、新規開発には必ず越えなければならないハードル(課題)があります。この課題を抽出して解決する手段を立案する際には、業界動向を見つつ、経験と知見に基づく技術力と応用力が不可欠です。ここをおろそかにしたおかげで、他社に遅れをとるということはよくあります。

実は、うまく立ち回れる他社は「技術コンサルタント」を活用している場合があります。(または、自社に「有識者」が居る場合もあります。)

開発プロジェクトは、必ず目標・将来像があります。
「どうなりたいか、現状はどうなのか、あるべき姿のギャップはどのくらいか。」
これらを明確にしてこそ、ものつくりプロジェクトは機能します。

  • プロジェクトの目的はご理解されているでしょうか。
  • 数値化・見える化されていますでしょうか。
  • 今ある現状をご理解されているでしょうか。
  • プロジェクトの結果で会社は何を達成しようとしているかご理解されているでしょうか
  • プロジェクトメンバーやステークホルダー(関係部署)はご理解されてますでしょうか。

これらが重要なところです。意外にこの重要な出発点や動機付けが曖昧だったりします。

こういった場合に、技術コンサルタントは技術視点で、経験、知見、業界の動向などからアドバイスをすることができます。その結果、皆さんの「課題」を抽出し、「解決策」まで提案することができます。

もちろん、これらは、皆さんとコンサルタントが協力しながら進めないと実現は不可能です。もし、製造業の方々が「技術コンサルタントのお手並み拝見」ということで「傍観者」になると、必ず失敗します。なぜなら、会社を動かしているのは製造業の皆さんだからです。

技術コンサルタントへの期待度と重視する点

技術コンサルタントへの期待度と重視する点は、結論は以下の3つを兼ね備えていて、なによりフィーリング(ウマ)が合うことです。

① 実践的 経験と知見:本質をつかむ力、応用力、見通す力
② 協働性 コミュニケーション:聞く力、伝える力、協力する力
③ 技術力 専門的領域の広さと深さ:イメージ力、実感力、説得力

技術コンサルタントは、クライアントが必要と思われる専門分野に100%合致することはあまりありません。そのため、クライアントは「どうなりたいか」を考えた上で、希望を叶えてくれそうな期待値を感じるコンサルタントを選ぶようにすれば、大体は希望に沿っているはずです。

技術コンサルタントを選ぶ3つのポイント

技術コンサルタント選定の1番のポイントは、実践的であることです。

クライアントの「なりたいこと」・「困り事」から「本質」をつかむことで「課題」を抽出し、「解決策を検討立案」を支援してくれる期待を持てます。

2番目は、協働性があることです。

「伴走」することができる「コミュニケーション力」が十分あるので不明点は明確になります。

3番目のポイントは、技術力があることです。

やはり要求する専門分野の知見と経験が豊富であることです。ただし決してズバリである必要はありません。

技術コンサルタントは、自己のもつ技術知見と経験値による幅と深さがクライアントを支援する能力として発揮されますので心配は無用です。

技術コンサルタント以外の支援

技術コンサルタント以外の支援では、外注専門会社や派遣技術者(以下「外注会社」と称します)に依頼するという手段もあります。外注会社の選択は間違いではありません。これは依頼する目的によって変わります。

外注会社に依頼する際は、以下のような理由であることです。

A:自社にその技術を取り込む必要が無い(自社に不要な技術)
B:今すぐ依頼したい(時間が無さすぎる)
C:人がいない(設計担当者がいない)

上記のような理由では短期的には最も効果が上がりますが、技術コンサルタントはこれらとは全く逆です。

そのため、中長期的に見ると、技術力向上、社員の能力向上、自社の未来創造という具合に、自社の価値を向上することができます。

また、内部での既存人員で自社能力向上か外部からのリソースで能力獲得なのかという事も言えると思います。

つまり、技術コンサルと外注会社の選定の目的は対極にあるといえます。

ちなみに、上記のA、B、Cの見方を変えることで選択するものが変わります。これを図式化すると、このようになります。

 

 

 

技術コンサルタントの出来る範囲

製造業の皆さんへの注意点ですが、コンサルタントには決して「スーパーマン」「ウルトラC」などを期待してはいけません。

よくあるのが「全く予想もしていなかった方法で、ズバっと解決をする」ことを期待してしまうことです。

せめて「違った視点での支援により、プロジェクト進行の気づき」を得ることを期待しましょう。そうしないと、技術コンサルタントと外注会社の違いを明確に理解していない場合、期待値が大きく変わります。それも無理はなく、外注会社では「目に見えるモノという物体・成果物」があるのに対して、技術コンサルタントは「目に見えにくいコトという意識・気づき」になります。

人はどうしても目に見えるモノを求めることが多いので、モノじゃない代わりに「満塁逆転ホームラン」を期待したくなります。

その他、技術コンサルタントに設計などの実務を担当させるのはもったいないことにもなります(設計を主体としたコンサルタントの方は除きます)。

むしろ、製造業の担当の方への技術指導をしてもらう方が数倍もお得です。というのも、技術コンサルタント一人で数人の担当の方を指導できるので、駆け出しの技術者を中堅技術者並みの戦力に変えることが可能になるからです。

SAT PROでビジネスの成功をお手伝いします

皆さまのビジネスの成功を考えると、製造業の皆様にとって商品を作り上げることが重要です。

マーケティングで4Pというのがあります。Product、Price、Place、Promotionのことです。どんな商売でも売るための商品が必要です。つまりProductが、製造業で最も重要になります。技術コンサルタントは、そうした商品を作り上げる際に非常に有効です。

私は無線技術コンサルエンジニアとして、お客様の課題解決と成長をサポートするために活動しています。豊富な経験と実績を持ちながらも、常に学び続け、最新の技術トレンドを把握する努力を継続しています。お客様のニーズを理解し、適切なソリューションを提案することを使命としています。

豊富な経験と幅広い専門知識を活かし、お客様のビジネス成果を最大化するための戦略的なアドバイスを提供します。製造プロセスの最適化や新市場への進出、品質改善など、さまざまな領域で成果を上げてきました。

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お客様の課題解決と成長を支える立場として、お手伝いできることを心より楽しみにしています。製造業の成功に向けたパートナーシップを築きましょう。SAT PROよりご相談をお待ちしております。

自己紹介と実績

最後に、私の自己紹介と実績を紹介させていただきます。

会社員時は、大手電気メーカーで電気技術部門に約30年所属し、無線装置開発設計を担当しました。以下のような実績があります。

  • 無線・有線装置のシステム10機種を超える通信装置開発責任者を歴任
  • 通信関連で25件の特許を出願し、顧客のソリューションに対応
  • 無線・情報通信技術、電気電子技術、電気メーカものづくりプロジェクト、不具合対策
  • 管理職経験からの部下指導/教育、労務/原価管理、業務/利益率改善など

現在は独立起業し、主にメーカに対して技術支援をさせていただいております。

  • 無線を軸にした情報通信技術、装置開発で無線応用した有用性と価値向上の実現
  • 国内企業への技術支援10件超、技術アドバイス350件超
  • 技術・ビジネスセミナー10件超

アピールできることとしては以下になります。

  • 会社員時は多くのものつくり事業・プロジェクトに「とりまとめ」として歴任
  • 「ものつくりプロジェクト」において「とりまとめ」はプロジェクトメンバーが「事業イメージをつかみ、実感を持つ」ことが重要なファクタであることを学んだ。その結果プロジェクトの生産性、成功確率は上がり、顧客ソリューションに対応できる。
  • 「無線機開発」「プロジェクト管理」「技術知見とアイデア」のいずれにも高い専門性を持つ稀有な存在で、100万人に1人の技術者とも評されている。

みなさまへ貢献できることといたしましては、以下になります。

  • 製造業の製品開発支援、技術アドバイス、技術指導(セミナー他)
    品質向上(製品品質、設計品質)
    設計指導(システム設計、回路設計)、プロジェクトとりまとめの伴走
  • 無線・電気電子に関連した不具合改善
    無線LANの動作不良改善、ノイズ対策(EMI、EMS)

実績紹介の外部ページです。こちらも参考になさってください。

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