電気工事施工管理技士の試験対策はどのように行えばよいでしょうか。
専門機関による講習を受けることで試験対策を行おうとしている方もいますが、資格学校等に通ったり、専門の団体が行う講習を受けなくても、効率のよい勉強法を行えば合格に近づきます。
今回は、その効率のよい勉強方法である「通信講座」での勉強法についてのメリットをご紹介します。最短で電気工事施工管理技士に合格したい方はぜひご覧ください。
目次
電気工事施工管理技士を通信講座で勉強しよう
電気工事施工管理技士に限らず施工管理技士全般に言えることですが、資格を得るためには実務経験が必須になります。これは1級・2級両方が該当します。
電気工事施工管理技士は、電気工事を管理・監督するうえで必要な技術者の資格です。未経験でも施工管理業務の求人はあるので、まず経験のない人は実務経験を積むようにしましょう。
とはいえ、実務経験を積みながら勉強をするのはかなり大変なことです。そこでおすすめなのが通信講座を用いた勉強方法です。ここでは通信教育のSATが提供する土木施工管理技士講座を例にして紹介したいと思います。
SATの土木施工管理技士講座では、専門家による解説講義つき映像とテキストで学べたり、わからない部分の添削を受けられたりします。
解説講義つき映像は1講座10分から20分程度で作られており、少しの時間でも大変見やすく作られています。また、経験豊富な専門家による解説がわかりやすいと評判です。
これら動画は、DVDまたはEラーニングにて視聴します。Eラーニングとはインターネットを使い学習する方法とのことです。つまり、PCやスマートフォンで動画サイトを見る感覚で学習ができるということです。
例えば、スマホを使って通勤時間の電車の中や休憩時間といった「ちょっとした時間」でも学習を進めることができます。働きながら勉強を行う方にはピッタリなスタイルだと言えるでしょう。
また、勉強が苦手な方やテキストだけだと頭に入らないという方も多いと思いますが、動画は音声もありますので、耳から聞く知識や情報だと覚えやすくておすすめです。1人で勉強するのとは違い、専門家のアドバイスや解説を聞くと、自分の弱点や苦手な分野が明確にわかります。
過去問題集やテキストでは理解できない方々にとっては最適な勉強法といえます。
上記の画像はSATの実際の講座の映像の一部です。講師が右下に表示され、背景にはテキストが表示される形式です。画面のテキストは、購入したテキスト教材と全く同じものが表示されるので、テキストのどこのページを解説しているかが一目でわかります。
そのテキスト教材はフルカラーのテキストとなっています。イラストや図も多く掲載されているので、直感的に理解が進みます。なおテキストの中身も一部無料で公開しています。
また、SATではメールで質問ができるため、わからない部分をそのままにすることがありません。最短で効率よく勉強し、必ず合格したいという方におすすめです。テキストの分からない場所をスマートフォンで撮影して質問する形式ですので、気軽に質問できるところも良い点です。
ここまでSATの通信講座の例に、通信講座のメリットを紹介しました。独学でも合格できる方はいますが、仕事で忙しく効率的に勉強したい方は、通信講座を検討されてはいかがでしょうか。
続いては、電気工事施工管理技士の試験内容の概要や受験資格について解説します。
電気工事施工管理技士の試験について
電気工事施工管理技士には1級と2級がありますが、仕事内容に大きな差はありません。ただし、業務範囲が異なります。
1級は大規模な工事現場の監督ができ、2級は中小規模まで監督が可能です。
電気工事施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定に分かれています。第一次検定に合格した方だけが第二次検定を受けることが可能です。
取得している資格によっては試験科目の一部が免除になるため、詳細は建設業振興基金のホームページを事前に確認しておきましょう。
電気工事施工管理技士の受験資格の改正
電気工事施工管理技士の受験資格は、令和6年度の試験より改正されました。
特に大きく改正されたのは1級の第一次検定です。これまでの受験資格では、1級の第一次検定を受験するためには必ず実務経験が必要でした。しかし、令和6年度の試験より、1級第一次検定の受験に実務経験が一切必要がなくなりました。
代わりに満19歳以上(受験実施年度)が新しい1級一次受験資格となっています。これは試験実施年度に19歳になっていれば良いので、例えば試験当日に18歳であっても試験が行われる年度末日までに19歳になって受験が可能です。なお2級の一次は引き続き満17歳以上であれば受験可能です。
第二次検定に関しては、実務経験が必要になります。ただしこれまでは学歴によって実務経験の必要年数が定められていましたが、新しい制度では第一次検定の合格後からの実務経験年数が問われるようになりました。
技士補について
第一次検定の合格者には新規資格である「技士補」が付与されます。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できます。
技士補になると監理技術者の配置義務が緩和されるといったメリットもあるため、電気工事施工管理技士を目指す方にとっては、大きなチャンスといえるでしょう。
電気工事施工管理技士の試験内容と難易度について
先ほど紹介した通り、電気工事施工管理技士の試験は、第一次検定と第二次検定に分かれています。第一次検定はマークシート式で解答、第二次検定は記述式での解答が中心です。
2級は、同日に第一次検定と第二次検定を受けますが、1級は第一次検定の合格者だけが第二次検定を受けられます。また、技術士の特定の分野に合格している方は第一次検定が免除されます。
また、電気工事施工管理技士の合格率は、1級の場合一次が40%〜50%程度、二次が60~70%程度です。2級では一次がが50%〜60%程度、二次が40~60%程度です。
電気工事施工管理技士試験は、専門学校に通わないと合格できないほど難しいわけではありませんが、勉強なしには合格できません。
ただ、電気工事施工管理技士は実務経験がある方しか受験ができないため、そもそも受験者は皆、ある程度の知識がある方しかいないのです。
その状況でも難易度が「普通」ということは、未経験者にとっては難しい試験といえます。
電気工事施工管理技士の講習とは?
電気工事施工管理技士の講習とは、電気工事士や建築業者の団体が行う試験対策講座のことです。第一次検定対策講座と第二次検定対策講座の2種類があります。期間は1~2日ほどで、費用は1万円前後です。
電気工事施工管理技士の試験対策は専門学校などでも行われていますが、仕事をしている方だと参加することが難しくなります。
また、都心で行われていることが多いため、特に地方に住んでいる方にとっては、現実的な方法ではありません。
独学での勉強法は?
では、独学で勉強するのはどうでしょうか。独学で勉強する方法は、過去問題集やテキストを購入し、一人で勉強することです。
すでにテキストを十分に理解できている状態であれば、過去問題集を繰り返し解いて、十分に復習すれば合格できるでしょう。
ただ、わからないことがたくさんあり、ネットで調べても解決しなかったり、周りに電気施工管理技士の合格者がいなかったりする場合は、独学での合格は難しいかもしれません。
また、第一次検定が合格できても、第二次検定で不合格だった場合も独学では厳しいといえるでしょう。第二次検定は記述式の試験で、施工管理技士系の試験で必ず出題される経験記述試験は自身の経験が解答になるため、専門家の採点が必要になります。
SATの通信講座では、講座を購入された方に対して経験記述試験の採点サービスを行なっています。こういったサポート体制という点でも通信講座がおすすめです。
独学が難しいと感じている方や、独学で勉強していたが挫折してしまったという方も通信講座がおすすめです。SATの講座は申し込み&送料無料で資料請求を行うこともできるので、まずは資料請求からされてみてはいかがでしょうか。