第一種電気工事士

第一種電気工事士に合格する為の3つの勉強法、徹底解説!

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第一種電気工事士は第二種とは異なり、大型の建物の工事などにも携われるような資格です。そんな試験ですが、実際にどの程度難しいかといえば独学でも合格は可能です。

ただし、計算問題や実技試験の難易度も上がっているため、もちろん対策は必須になります。この記事では勉強時間からそれぞれの勉強方法のメリットについて、試験を受ける際の注意点を紹介しています。

是非ともこれから第一種電気工事士を受けようと考えている方は参考にしてみてくださいね。

1.どのくらい勉強時間が必要なのか?

第一種電気工事士は電気工事系の資格の中では最上位の資格ですが、ここ数年の合格率は総合すると40%前後をキープしています。

第二種に比べれば難易度は当然上がりますが、合格率数%の資格もある中で、難易度と資格保有者のメリットとのバランスを考えたとき、これほどコストパフォーマンスが良い資格は多くはありません。

受験には実務経験が必要ですが、実務経験が多くある方でも実技試験対策は必須です。2種と同様、実技にもきちんとした対策をする必要があります。

実際にどの程度の勉強時間が必要かと言えば、おおよそ300時間程度あれば合格の可能性も高くなります。これは1日2時間程度を3ヶ月程度行えば筆記試験は十分合格できるラインです。

ただし、できる限り余裕を持ったスケジュールで望むのが確実に合格する一番の近道です。

2.第一種電気工事士試験の勉強方法

ここからは具体的に第一種電気工事士試験の勉強法について紹介していきます。それぞれの参考教材なども記載してあるので、是非とも参考にしてみてくださいね。

参考書で独学をする

最もスタンダードな勉強法と言えば参考書・過去問を繰り返して勉強することでしょう。参考書は今ではアマゾンで簡単に手に入りますし、講習を受けるよりも安く済みます。実際に数年間分の過去問題だけで筆記試験に合格した人も多いです。

メリットと参考書での勉強がおススメな人

独学を行う際に参考書での勉強がオススメな人をこちらでは紹介します。まとまった勉強時間とスケジュール管理が鍵です。

メリット

参考書で勉強をする人のメリットは、自分のペースで勉強できることでしょう。教室に通う必要性もないので、自分の体調管理やスケジュール管理ができれば、ストレス無く勉強に取り組めます。

また、前述の通り比較的安く済むこともメリットと言えるでしょう。過去問と参考書を買えばそれだけでOKです。

オススメな人

何といっても自分自身でスケジュール管理がきっちりと出来る人です。資格試験を独学でする場合はこれに付きます。反対に少しでも自分で管理できそうにないと感じた方は、たまにでもいいので講習を混ぜてみるといいかもしれません。

実技だけ講習にしてみるとか、筆記試験の確認をするために模擬試験を受けに行ってみるなどがいいでしょう。このように講習といっても使い方や種類は様々です。毎日コツコツできれば受からないことはないでしょう。

おススメの参考書

実際に参考書は数多くありますが、どれを選べばいいのか?ここではオススメの参考書をいくつかピックアップしてみました。この他にも本屋などで探してみると自分にあったものが見つかるかもしれません。

ぜんぶ絵で見て覚える第1種電気工事士 筆記試験すい~っと合格

こちらの参考書は過去数多くの電気工事士を合格に導いた有名な参考書です。フルカラーで図解も多いため非常に分かりやすく書かれていることが特徴です。参考書は複数買うよりも自分にあったもの1冊で十分です。

この参考書は非常に理解しやすいですし、いわゆる鉄板の参考書です。独学の場合は持っていても損することはないでしょう。

オーム社  第一種電気工事士筆記試験完全解答

オーム社は資格試験の問題集をメインに扱っている会社ですので、資格を合格するために最短で必要なところを確実に抑えています。概要ではなく、可能な限り最短で資格に合格したい人はこちらがいいかもしれません。  

ぜんぶ絵で見て覚える 第1種電気工事士 技能試験すい~っと合格

先程の鉄板テキストの技能試験編です。こちらの参考書も非常に分かりやすく良い出来になっています。技能試験も全てテキストで済ませたい方は、筆記試験の参考書と2冊購入しておけば問題ないでしょう。

動画教材で独学をする

以前までは参考書か講習でしか勉強はできませんでしたが、近年では動画の普及により動画教材も強化されて行きています。内容も洗練されており、どこでも勉強できる手軽さから動画教材を使用されている方も増えています。ここでは、動画教材で勉強がオススメな人を紹介していきます。

メリットと動画教材での勉強がおススメな人

動画教材は一般化してきましたが、実際に動画教材で勉強する場合はどのようなメリットがあるのか紹介していきます。

メリット

メリットはどこでも勉強ができることです。仕事が忙しくて中々勉強の時間が取れないという方は少なくないでしょう。そんな方でも移動時間を使って勉強ができるのが、動画教材の最大の利点です。

また、専門の講師が分かりやすく解説してくれるため独学では理解しにくい場所も理解が早くなり、つまずくことがないため理解が早くなります。

おススメな人

通勤時間などにも勉強をしたい人や独学には多少不安があるという方は、独学と講習のいいところを取ったものなので非常におすすめです。

おススメの動画教材

ここではオススメの動画教材について紹介していきます。是非とも参考にしてみてください。

SAT

SATは現場系資格を専門として動画教材を提供している会社です。全国から選りすぐりの講師を採用しているので、動画のわかりやすさは折り紙付きです。また、無駄を徹底的に省いた設計になっているため、最短で合格したい人にもオススメの動画教材と言えます。

価格は税別で29,880円〜44,800円です。最低10回まで無料で質問することができます。

また通信教育最大の弱点である、続かないをEラーニングシステムと目標達成法の世界的権威である「原田メソッド」との業務提携により克服しているのが特徴ですので、一人で全て進めることに不安を持っている人におすすめだといえるでしょう。

YouTube

以外かもしれませんが、YouTubeは無料の動画教材として非常に優秀です。特に実技試験の正解などはYouTubeにも数多くアップロードされています。無料でとりあえず概要を知るのにも丁度いいかもしれません。

専門学校に通う

3つ目の選択肢としては学校に通うこと、実際に講習を受けることが上げられるでしょう。

メリットと専門学校での勉強がおススメな人

ここでは実際に講習を受けることのメリットやオススメの人などを紹介していきます。是非とも参考にしてみてください。

メリット

メリットは質問ができる点とやり直しが簡単な点です。ここが非常に大きいため、今でも講習の人気は衰えません。特に実技試験などは実際に手を動かしてやってみないとわからないことも多く、質問がすぐに出来る講習はメリットが大きいと言えるでしょう。

おススメな人

オススメな人は一人で勉強したくない人、すぐに聞ける人が身近に欲しい人です。実技の場合は実際に講習を受けてわからないところはすぐに質問して解決できるのが丁度いいかもしれません。

おススメの専門学校

実際に講習も数多く存在し、どれがいいのか迷ってしまいますよね。ここでは講習を行っている代表的な団体をそれぞれ紹介します。是非参考にしてみてくださいね。

東京技能者協会

東京技能者協会は工事現場における技能資格の講習を積極的に行っている団体です。第一種電気工事の他にも職長講習なども実施しています。

5日間連続の講習になりますが、短期間で筆記試験などをマスターできます。

電気ライセンス研究所

電気ライセンス研究所は電気関連の資格を専門としている日本最大の講習会です。電気工事士を教えるスペシャリストが在籍していますので、電気工事士講習では老舗の団体です。

日本エネルギー管理センター 

エネルギー管理センターは電気関連を中心に様々な資格の講習を行っている団体です。電気工事士以外にも特別許育や電験、電気工事施工管理などの資格の講習も行っているため、他の資格との兼ね合い利用するのもいいでしょう。

3.第一種電気工事士に向けた具体的な勉強スケジュールの立て方

電気工事士には様々な勉強方法がありますが、実際にどのようなスケジュールで勉強をしたらいいのか意外とわからないものですよね。そこで具体的な勉強スケジュールについて紹介いたします。

テキストと過去問で筆記対策

まずは筆記試験の対策が必要です。筆記試験は講習で短期間に終わらせるよりも、細かく何度も反復したほうが理解しやすいため、独学の方がいいでしょう。その際にテキストでやるか動画教材で対策するかは好みです。

自分がどの程度勉強時間を取れるかを予め計算しておき、3ヶ月程度前からコツコツ慌てずにテキストを進めていけば筆記試験は問題ないでしょう。

工具を揃えて実技の対策

筆記がクリアしたら次は実技試験です。筆記試験合格者は次に時間制限ありの実技試験が待っています。現場で作業をしている人ならば難しい問題でも無いですが、とっさになれていない問題が出てくると戸惑うものです。

実技の対策は事前に複線図を書いておくこと、経験者にアドバイスを貰うことです。この点から実技試験は講習の方がいいかもしれません。直前講習などを別途受講するのも実技対策としてはいいでしょう。

4.合格に向けて勉強する際の注意点はなに?

合格に向けて実際に注意点がいくつかありますので、こちらに記載しておきます。是非とも参考にしてください。

実技用工具を揃えておくこと

第一種電気工事士を受験する方ならば、特に心配は無いとは思いますが実技試験では工具を使用しますので事前に用意しておきましょう。道具が摩耗していて使えないなどのケースがある場合は、新しいものに買い替えておくと確実です。 

事前に実技の練習をしておくこと

実技試験に関しては現場経験がある方でも練習は必要です。制限時間がある試験でミスをすればすぐに落ちてしまうので、予め制限時間を意識した練習をしておきましょう。

免状の交付条件と定期講習を確認しておくこと

これは第二種と併用して受験する方は特に注意しておきたいのですが、免状には交付条件が存在します。実務経験が5年以上、電気系の学校を出ている方は3年以上の実務経験が必須になってきます。

また、第一種電気工事士には5年以内ごとに定期講習が義務付けられているため、資格の取得後にも忘れないように注意が必要です。

5.まとめ

第一種電気工事士は電気工事系の資格の中では難しい部類の資格ですが、しっかりと対策をすれば、理不尽な難易度ではありません。独学でもコツコツと勉強をすれば取得できるレベルです。

しかし、だからこそ油断せずにコツコツと自分にあった勉強法を実践することが何より大切です。自分がどの程度勉強時間が取れるのかなどをまずは把握することから始めましょう。

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