一般財団法人電気技術者試験センターから2024(令和6)年度第二種電気工事士(電工二種)試験の申し込み日程が発表されています。
この記事では、第二種電気工事士試験の受験申し込みから免状取得までの流れを紹介していきます。
目次
【2024年】第二種電気工事士の試験日程・申し込み期限
第二種電気工事士の試験の申し込みは期間が限られていますので、希望される方は早めに準備をしましょう。
▽2024(令和6)年度第二種電気工事士試験実施日
試験種別 | 上期試験 | 下期試験 |
---|---|---|
学科試験 | 【CBT方式】2024年4月22日(月)~5月9日(木) 【筆記方式】2024年5月26日(日) | 【CBT方式】2024年9月20日(金)~10月7日(月) 【筆記方式】2024年10月27日(日) |
技能試験 | 【技能】2024年7月20日(土)または7月21日(日) | 【技能】2024年12月14日(土)または12月15日(日) |
▽2024(令和6)年度第二種電気工事士試験申し込み期間
試験種別 | 上期試験 | 下期試験 |
---|---|---|
CBT 方式・筆記方式・技能試験(学科免除者)共に同一 | 2024年3月18日(月)~4月12日(金) | 2024年8月19日(月)~9月5日(木) |
第二種電気工事士は、平成30年度からは上期と下期の年2回試験が実施され、両方を受験することが可能になったのです。
受験する機会が年2回に増えたことにより、第二種電気工事士に合格するチャンスは増えたといえます。
またCBT方式とは、パソコンで解答する方式です。試験会場へ行き、会場で用意されたパソコンの画面上から解答を行います。解答方式は四肢択一方式です。試験実施期間の公式ページにてCBT方式の体験版を受験することが可能ですので、受験予定の方は必ずチェックしておきましょう。
筆記方式の試験はマークシートで解答を行います。こちらも四肢択一方式になります。
第二種電気工事士を取得するには、「学科試験」と「技能試験」の2つの試験に合格する必要があります。
学科試験に合格した人のみ、技能試験を受験することができます。技能試験で不合格になった場合は、次回の学科試験のみ免除されます。
免除については以下の通りになります。
上期学科試験に合格した場合は、その年度の下期試験が免除
下期学科試験に合格した場合は、次の年度の上期試験が免除
技能試験まで合格された方には、第二種電気工事士の合格通知書が届きます。そうすると、都道府県庁にて免状の交付申請ができます。
申請窓口や必要書類は、住民票を登録している都道府県によって異なりますので、第二種電気工事士試験を受験する前に必要書類を確認しておきましょう。
第二種電気工事士試験の申し込み方
第二種電気工事士試験の受験の申し込み方法は、原則インターネットからの申込なります。詳しい申し込み方法について紹介します。
インターネット申し込み
インターネットで申し込みを行い場合は、電気技術者試験センターのホームページから「インターネット受験申し込み」のボタンをクリックし、申し込み受付画面にて必要事項を記入します。
振込期限内に指定された振込先へ受験手数料9,300円を振込むことで手続きができます。
インターネット申し込みの場合は受験案内を受け取る必要がないため、忙しい方も簡単に申し込むことができます。
郵便申し込み
インターネットでの利用ができない等のやむを得ない理由がある場合に限り、郵送での申込が可能です。
郵送の場合は受験手数料9,600円が必要になります。インターネットの申込より少し高くなるので注意しましょう。
書面で申込を行い場合は、 一般財団法人 電気技術者試験センター 本部事務局までお問い合わせください。
第二種電気工事士試験の試験結果の確認方法
第二種電気工事士の合格発表は、郵送される合格通知表、またはインターネットのいずれかの方法で確認します。ここでは、インターネットで確認する手順を紹介します。
まず、第二種電気工事士試験を主催する電気技術者試験センターのホームページにアクセスしましょう。合格発表の当日はアクセスが集中することもあり、トップページに合格発表専用のページが表示されるようです。
通常のトップページから合格発表を検索する手順は以下になります。
1.トップページの右下にある「合格者一覧の検索」ボタンをクリックします。
2.合格者受験番号検索という画面が表示されたら、試験種別で第二種電気工事士試験を選択し、受験番号を半角英数字で入力します。
3.検索ボタンをクリックすると入力内容の確認画面が表示されるので、内容に間違いがなければ「はい」、間違いがある場合は「入力画面へ戻る」をクリックして内容を修正しましょう。
4.「はい」をクリックすると、試験結果の画面に変わります。合格している場合は、試験番号の下に赤字で、「入力した受験番号は合格者一覧にあります」という文が表示される仕組みです。
試験結果の検索時における注意点は、受験票を紛失しないことと、受験種別を間違えないことです。
受験番号がわからない場合は、合格通知書が届くかどうかで判断しなければなりません。ただし合格通知書は郵送のため、タイムラグが発生する可能性があります。合格発表をいち早く知りたい場合は、受験票を保管しておくか受験番号をどこかに控えておきましょう。
第二種電気工事士の受験料と支払い方法
ここからは、第二種電気工事士試験の受験手数料と支払い方法について解説していきます。
受験手数料を支払う方法は4種類あり、申し込みと同時に支払う方法、後日コンビニや振込で後払いする方法、クレジットカード決済、Pay-easy(ペイジー)決済があります。
受験料
▽令和6年度第二種電気工事士試験の受験手数料(非課税)
項目 | 受験手数料 |
---|---|
インターネット申し込み | 9,300円 |
郵便申し込み | 9,600円 |
※受験料は学科試験受験の有無は関係なし
先ほども少し触れましたが、インターネット申し込みのほうが300円安くなっているため、お得といえます。また、手数料については、支払い方法により異なりますのでご注意ください。窓口で支払うときは、手数料もかかりますので少し多めに準備しておきましょう。
また、受験手数料の払い戻しに関しては「受験申込取消申請書」を提出すると対応可能ですが、提出期限以降は払い戻しができないため、注意しましょう。
銀行振込
期限内に指定された振込先に受験手数料の振込をします。振込手数料は別途払込人負担となります。団体申し込みの場合は銀行振込のみです。
クレジットカード決済
クレジットカード決済の場合、使えるカードの種類はVISA / Master / JCB / AMEX / Dinersの5種類です。
団体申し込みの場合、クレジットカード決済は利用できないため、コンビニ決済または銀行振り込みで支払いをしてください。
また、クレジットカード決済の事務手数料は、別途払込人の負担となり、クレジットカードの支払情報画面にて「カード番号」と「有効期限」を入力して決済します。
支払い方法は、一括支払のみです。決済後、受験手数料の支払い方法の変更はできませんのでご注意ください。
コンビニ決済
コンビニ決済の場合、事務手数料は払込人負担となります。また、コンビニ決済は基本的に現金のみですのでご注意ください。利用できるコンビニは、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマートです。ただし各コンビニで支払い方法が異なるのでこちらのページからよく確認しておきましょう。
また、団体申し込みの場合はコンビニ決済が利用できないため、ご注意ください。
Pay-easy(ペイジー)
Pay-easy(ペイジー)での払込みは、銀行・郵便局などの金融機関のATM、インターネットバンキング、モバイルバンキングが利用でき、Pay-easy(ペイジー)決済の事務手数料は、払込人負担となります。
また、利用可能なATMには「Pay-easy」マークがあり、現金またはキャッシュカードが利用できます。ただ、一部の金融機関では、時間外手数料がかかる場合があります。ATMの払込後に出力される明細票は、受験票が届くまで保管してください。
また、Pay-easy(ペイジー)での払込みも、団体申し込みの場合は利用できないため、ご注意ください。
第二種電気工事士の受験申込手続きは余裕を持って済ませよう
今回は、2024年(令和6年)度の第二種電気工事士試験の実施日程と申し込み方法についてご紹介しました。
まずは、試験内容と日程、注意事項をよく確認したあとに申し込み手続きに進んでください。
なお、合格発表は合格通知書、またはインターネットの検索で確認できます。インターネット検索は早く結果を確認できますが、受験番号を入力する必要があるため、受験票を紛失しないよう注意してください。
受験を検討されている方は、期限内になるべく早めに申し込みを済ませて、試験の対策に集中しましょう。
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