第一種電気工事士を受験予定の方で、「受験票っていつ届くの?」と疑問に思う方や、「なかなか受験票が届かない」と不安になる方も多いでしょう。実は、受験票が届く日程はスケジュールに組み込まれています。そのため、おおよその到着予定時期がわかるのです。
今回は、第一種電気工事士の受験票が届くスケジュールや、届かなかったときの対応方法について紹介します。それと合わせて、受験票が届いたらするべきことについても解説しているので参考にしてください。
目次
第一種電気工事士の受験票が届くのはいつ?
ここでは、改めて申し込みから受験票の発送、合格発表までのスケジュールを紹介していきます。例年のおおまかな日程を紹介するので、参考にしてください。なお、あなたが受験する年度の詳細なスケジュールは「受験の手引」に記載されているので、正確な日程はそちらを参考にするのがおすすめです。
筆記試験受験者の場合
まずは、通常の筆記受験者の場合です。申し込みは6月の中旬から下旬にすることになります。申し込みには、申込用紙を郵送するか、インターネットで申し込むことが必要です。どちらの場合にも、指定された期限までに受験料の払い込みを済ませる必要があるので要注意です。その後、9月中旬に受験票が発送されます。そのため、遅くとも9月下旬には受験票が手元に届くでしょう。
そこから2週間ほどたった10月上旬に筆記試験の本番です。試験が終わり約1ヶ月で、学科試験の合否発表があります。無事に合格した場合には、技能試験の受験票も送られてくるので確認するとよいでしょう。受験票の発送から約1ヶ月後の12月上旬頃に、技能試験があります。試験が終わり、1月の中旬頃には合格発表となるのが一般的です。合格をしたら、必要に応じて免状の交付申請などをしましょう。
なお試験の模範解答は、試験の翌日以降に電気技術者試験センターの公式サイトで確認することが可能です。
筆記試験免除者の場合
続いて、筆記試験の免除者のスケジュールを確認していきます。筆記試験が免除になるのは、昨年度試験を受験しており、筆記試験に合格をしている方です。あるいは、電気主任技術者免状を取得済みの場合も免除となります。
筆記試験免除者の申し込み期間は、7月上旬から下旬です。なお、電気主任技術者免状で免除となる場合には、証明書の提出も必要なので注意してください。また、受験料の払い込み忘れにも気をつけましょう。そこから約3ヶ月たった11月上旬に、技能試験の受験票が発送されます。免除の方は技能試験のみ受験票が発送されるので、発送時期をよく確認しておくのがおすすめです。その後、12月上旬頃に技能試験があります。試験が終わると、1月の中旬をめやすに合格発表となることが多いです。
第一種電気工事士の受験票が届いたらすること
受験票到着のスケジュールがわかったところで、受験票到着から試験当日までの間にしておくことを解説します。不備やミスの防止のために、受験票が届いたらすぐに確認するのがおすすめです。
顔写真の貼り付け、記入
受験票が届いたら、顔写真を貼り付けましょう。顔写真は、パスポート用写真と同じ大きさ(縦45mm×横35mm)のものを貼り付けます。写真がない方は、証明写真を作りに行きましょう。半年以内の写真が使用可能なので、申し込みをしたのと同時に写真を撮っておくのがおすすめです。また、写真は筆記試験と技能試験を受ける方は2枚、筆記が免除の方は1枚でよい点にも注意しましょう。また、写真が受験票に貼れたら、その写真の上からセロハンテープを貼ります。詳細は受験票に指示があるので、それに従いましょう。
受験地、日時、持ち物などの確認
写真の用意が終わったら、その他の事項についても確認します。受験票には、氏名や受験番号のほか、試験地などが記載されています。試験地は、申し込み時の希望通りになっているか確認しましょう。その試験地に合わせた試験会場が、「試験会場」欄に記載されています。交通手段も記載されているので、自宅から試験会場までのルートを確認しておくのがおすすめです。受験票には、日時も記載されています。時間を逆算して、何時に家を出るかを決めておくと良いでしょう。慣れない路線や交通手段でいく場合には、時間に余裕をもっておくのがおすすめです。
受験票の裏面には、受験上の注意事項や持ち物についても記載されています。ここでは、その中から大切なことをピックアップして紹介するので、参考にしてください。一番大切なのは入室時刻です。試験開始の時間とは異なるので注意しましょう。2019年度の試験では、試験開始が14時からとなっていますが、入室時刻は13時45分です。また、試験終了後には、必ず受験票を持ち帰りましょう。試験が終わってほっとすると忘れてしまいがちです。注意しておきましょう。
持ち物については、筆記試験と技能試験で異なります。筆記試験では、受験票のほかに、筆記用具(シャープペンシルかHBの鉛筆、鉛筆削り、消しゴム)と計算機能のついていない時計が必要です。特に時計は、試験室にない場合もあるので、持って行くのを忘れないようにしましょう。
技能試験では、実技試験に必要と考えられる工具の持ち込みが可能です。ただし、電動工具は認められていないので注意しましょう。そして、指定工具としてペンチやドライバー(プラス、マイナス)、ナイフやスケール等があります。指定工具や注意点などの細かなところは、「受験の手引き」で確認するのがおすすめです。当日は指定工具の抜けもれがないように気をつけましょう。
試験当日に忘れずに持っていく
さきほども紹介しましたが、写真を添付した受験票や、その他必要な持ち物は忘れないようにしましょう。受験票がないと当日受験ができないので注意してください。試験前日までに受験票など持ち物一式をそろえておくのがおすすめです。
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第一種電気工事士の受験票が届かない時の対応
最後に、受験票が発送時期になっても届かないという場合の対応について紹介します。
試験センターまで連絡する
発送時期になっても届かない場合には、直接試験の運営事務局まで電話をします。電話番号は03-3552-7691です。その際には、申し込み書の控えなどがあるとスムーズでしょう。
申し込み後に住所が変わった場合
また、申し込みをした後に住所が変わったという場合には必ず郵便の転送を行うようにしましょう。万が一受験票が旧住所に届いてしまっても安心です。転送を行った上で、受験の手引等に同封されている「申込内容変更申出書」に必要事項を記入します。必要事項が記入できたら、郵送またはファックスで試験の事務局に送付して完了です。
まとめ
今回は、第一種電気工事士の受験票が届く時期について紹介しました。どちらの試験も最新の日程は「受験の手引」を参考にしてみてください。また、住所変更がある場合には必ず申請用紙を提出しましょう。
この記事を参考に受験の準備をして、安心して試験にのぞんでください。