第1級陸上特殊無線技士

一陸特の科目免除が認められるのはどんな時?

一陸特の科目免除が認められるのはどんな時?

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一陸特(第一級陸上特殊無線技士)は、無線局や基地局の管理に役立つ資格です。

現代社会では、スマートフォンとインターネットの普及により、無線技術の利用促進が急速に拡大しているため、一陸特の資格保有者が重宝されています。

また、受験資格が要らず、誰でも受験できる試験なのでおすすめの資格です。

情報化社会に必要な一陸特を取得するために、資格の詳細と科目免除についての情報は必ず集めておきましょう。

そこで今回は、一陸特の試験概要と科目免除について解説します。
仕事の内容や申請の方法についても確認してください。

一陸特の試験概要

まず始めに、一陸特(第一級陸上特殊無線技士)の資格概要と試験の詳細について解説します。

仕事内容

一陸特は、電波法によって規定され、電波の公平かつ能率的な利用を促進する目的のために存在する資格です。

資格を取得すると、次に記載する仕事に従事できます。

NO仕事内容
1警察無線や鉄道無線など陸上移動系無線局での技術操作
2携帯電話関連会社での技術操作
3衛星通信超小型地球局やHUB局での技術操作
4中継局などのテレビ局での技術操作
5陸上のレーダーに関する技術操作
6自治体防災無線局など多重無線設備を使用した固定局での技術操作
7登録点検事業者の点検や登録点検事業者制度に基づく無線設備等の点検

上記が一陸特の仕事内容です。

多くの無線局で技術操作をおこなえる資格で、従事できる仕事の範囲も広いため、需要の高い資格と言えるでしょう。

出題科目

一陸特の試験では、次の2科目が出題されます。

項目出題科目出題形式
1無線工学マークシート式
2法規

上記が一陸特の出題科目です。
科目合格制度が適用されないため、2つの科目を同時に合格しましょう。

試験期間

試験は、年に3回(6月、10月、翌年2月)実施されます。

申込期日が試験月の前々月の1~20日と定められているため、受験する際には余裕を持って申請をおこないましょう。

また、申請の方法は「ネット申込」と「郵便申込」の2種類あります。
日本無線協会の「試験案内」から確認してください。

試験地

一陸特の試験は、次に記載する全国の地域で開催されています。

試験地
札幌、仙台、東京、長野、名古屋、金沢、大阪、広島、松山、熊本、那覇

上記が全国の試験地です。
該当する都道府県の試験地が申請書の提出先にもなるため、必ず確認してください。

受験料

一陸特の受験料及び受験票等送付用郵送料は6,300円です。
申請が完了すると返金できないため、間違えないように注意しましょう。

その他の手数料については、「試験案内」の申請手続き欄を確認してください。

さらに詳しく!
陸上特殊無線技士とは?IT社会で求められる第1級を目指そう!

一陸特の一部科目免除とは?

一陸特を受験する際に、一定の無線従事者の資格を有している方であれば、申請により科目の一部を免除できます。

ここでは、一陸特の科目免除と免除申請の方法について解説します。

一陸特の科目が一部免除される場合

無線通信士は、仕事の範囲や役割によって多くの種類に分けられています。
一陸特の科目を一部免除する場合は「第二級総合無線通信士」の資格が必要です。

第一級陸上特殊無線技士試験は、「無線工学」と「法規」の2科目を受験し、合格する必要がありますが、上記資格を有することで「法規」を免除できます。

受験する科目が「無線工学」のみとなるため、免除申請をおこなってから試験本番までの対策が計画的に実践できるでしょう。

ただし、一陸特には科目合格制度が適用されません。

その他の無線資格の保有以外に科目免除できないため、第二級総合無線通信士を取得していない方は、「無線工学」と「法規」を同時に合格してください。

また、受験者の保有資格と受験する資格の関係性については「日本無線協会」が記載しているため、確認しておきましょう。

一陸特の科目免除を申請する方法

科目免除の申請は、試験の申込と一緒におこないます。「日本無線協会」が取り扱っている電子申請を例にしてみていきましょう。

手順作業内容
1申請ページを開く
2受験する資格を選択する
3試験申請書の詳細を入力する
4申請書作成画面にある免除申請の項目より免除科目を選択する
5「現に有する資格」と「免許証」の番号を入力する
6作成した試験申請書の申請を完了させる
7受験票を受け取る

上記が科目免除の申請方法です。

免除申請をしなければ「法規」も同時受験となるので、手順に従って間違いなく申請をおこないましょう。

電子申請システムの具体的な情報については「日本無線協会」が掲載しているため、不明点が生じた場合には、そちらで確認してください。

まとめ

今回の記事では、一陸特の試験概要と科目免除について解説しました。

一陸特では「無線工学」と「法規」の両方を同時に合格しなければいけませんが、「第二級総合無線通信士」を保有していると科目が一部免除されます。

試験も年に3回実施しているので、試験本番に向けての勉強を効率的におこなうことで合格する力は身につくでしょう。

この記事で紹介した申請方法や資格の詳細を参考にして、一陸特についての理解を深めてください。

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