土木施工管理技士

【2024年版】2級土木施工管理技士に合格するための勉強方法!

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2級土木施工管理技士に合格するためにはどのような勉強が必要なのでしょうか。

2級土木施工管理技士には「第一次検定」と「第二次検定」の2つの試験があり、どちらも合格をすることで、初めて資格を得ることができます。

ですので、一次、二次それぞれの対策が必要です。今回は、2級土木施工管理技士の効率的な勉強方法について解説します。

2級土木施工管理技士の試験概要

最初に2級土木施工管理技士の試験概要をご紹介します。

第一次検定の出題科目

第一次検定の出題科目は全部で5科目です。内訳は、土木一般、専門土木、法規、施工管理法関連です。解答方法はすべてマーク式となります。

出題数と解答数は以下のとおりです。なお下記は令和5年度後期試験の例になります。

項目出題数解答数
土木一般11問9問
専門土木20問6問
法規11問6問
施工管理法11問11問
施工管理法
(基礎的な能力)
8問8問
合計61問必要解答数:40問

土木一般、専門土木、法規の3科目は選択問題です。出題された問題のうち、必要解答数を解答します。

施工管理法関連の2科目は必須問題なので、出題された問題のうち全てを解答する必要があります。

第二次検定の出題科目

第二次検定は記述試験が基本になり、一部の問題では選択肢から語句を選び穴埋め方式で解答します。なお下記は令和5年度試験の例になります。

項目出題数解答数
経験記述必須1問1問
安全管理(穴埋め)1問1問
法規1問1問
施工(穴埋め)1問1問
コンクリート1問1問
品質管理(穴埋め)選択
(いずれか)
1問1問
コンクリート(穴埋め)1問1問
安全管理選択
(いずれか)
1問1問
工程管理1問1問
合計9問必要解答数:7問

詳細は後ほど解説していますが、例年問題1には経験記述試験が出題されるため、事前に対策をしておきましょう。

受験資格

2級土木施工管理技士の受験資格は3パターンに分かれています。いずれにしても、無条件に誰でも受けられるわけではありません。

3パターンとは、以下の通りです。

  1. 【第一次検定のみを受験する場合】
  2. 【第一次検定および第二次検定を同時に受験する場合】
  3. 【第二次検定のみを受験する場合】

第一次検定と第二次検定には、それぞれ受験資格が存在します。ここではそれぞれの受験資格について解説していきます。なおこちらの受験資格は2024年度より改正された新しい受験資格となります。

2級土木施工管理技士 第一次検定の受験資格

第一次検定の受験資格はとてもシンプルで、年齢が17歳以上であれば誰でも受験が可能です。現場での実務経験も問われません。

なお、17歳以上というのは試験が実施される年度末に17歳になっていれば良いので、試験実施日に16歳の方でも年度内に17歳にある方であれば受験が可能です。

2級土木施工管理技士 第二次検定の受験資格

第一次検定では必要なかった実務経験ですが、第二次検定では実務経験が必要です。

具体的には、2級一次合格後から3年必要となります。また1級一次試験合格後に1年実務経験を積んだ場合でも、2級の第二次検定に受験が可能です。

2024年度より前の古い受験資格では、学歴によって実務経験が定められていました。それが試験合格後に一元化されたため、よりシンプルになったと言えるでしょう。

また、制度の移行期間中の措置として、2028年度までは第二次検定に関しては古い受験資格でも受験することが可能です。

2021年度にも試験制度が改正されている

実は、2021年度にも施工管理技士全般の試験制度が改正されています。

それまでは学科試験と実地試験の2種類で施工管理技士試験は実施されていましたが、学科試験が「第一次検定」、実地試験が「第二次検定」に名称が変わりました。

加えて、第一次検定の合格者には新規資格である「技士補」が付与されるようになりました。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できます。

合格率

2級土木施工管理技士の第一次検定の合格率は60%~70%程度で、第二次検定の合格率は30%~40%程度です。

第二次検定は第一次検定に比べると合格率が低くなっています。

受験資格を満たしている、ある程度勉強している人であってもこの数字なので、難関資格とはいかないまでも、比較的難易度の高い資格試験といえます。

2級土木施工管理技士の【第一次検定】の勉強方法

2級土木施工管理技士を取得するには、まず第一次検定をパスすることが重要です。がむしゃらに勉強しても効率が悪いので、ポイントを押さえて勉強しましょう。

とはいえ勉強方法はいたってシンプルなので、不安になることはありません。

2級土木施工管理技士の試験対策の基本は過去問です。

過去問は年度ごとに解いてもよいのですが、科目ごとにピックアップしながら解く方法もおすすめです。例えば、各年度の土木の問題だけ解いていく方法があります。

年度ごとに解くとどうしてもいろいろな科目をいっぺんに勉強することになり、混乱する可能性があります。

そこで各年度の同じ科目を順番に解いていくことで、混乱せずに確実に押さえていくことができるのです。

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もし前提知識がなくて自力で問題を解けない場合は、科目ごとに過去問を解いていったほうがよいでしょう。

2級土木施工管理技士の【第二次検定】の勉強方法

第二次検定も筆記試験と勉強の流れはそれほど変わりません。

第二次検定の勉強方法も筆記試験と同様で、過去問を解くのが合格への最短ルートです。第二次検定では記述式のため文章を書く必要がありますが、これについても過去問に解答例が載っています。

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解答例を見てどのような文章を書くのが正解かを考え、練習してみましょう。

第二次検定のの経験記述の書き方のポイント

第一次検定はマーク式のみの解答方法でしたが、第二次検定では記述形式での解答も必要になります。ここでは経験記述の際の書き方のポイントを解説します。

事実を具体的にかつ簡潔に書く

第二次検定の経験記述は、毎年出題されるテーマに沿って自分の経験に基づいて回答していきます。

この際、大切なのは事実を具体的かつ簡潔に書くことです。文字数を増やそうと、無駄な記述や主観は必要ありません。その一方で、「いつ」「どこで」「どのような工事を行ったか」は必ず記載してください。

なお、土木工事以外の工事は記載してはいけません。どのようなテーマがでるかは当日にならないと分からないので、いろいろなテーマに沿って経験記述の練習をしておくのがおすすめです。

また、テーマごとに記載しなければならない事項が異なるので、そこも把握しておきましょう。

数値もしっかりと記入する

経験記述の際、忘れがちなのが数値です。「細かい数値は忘れてしまった」では通りません。

経験記述の際に使う経験は事前に選んでおけるので、数値が必要な経験を選んだ場合は、数値の記入漏れが起こらないように、確認しておきましょう。

もし、試験会場で緊張から数値を忘れてしまった場合、慌てずに他の場所から記述していきましょう。しっかりと勉強しているならば、記載している最中に思い出せる可能性があります。

パニックになって試験を投げ出さないようにだけは気をつけましょう。不安ならば、数値にの記入が少ないものを選ぶことです。

2級土木施工管理技士の勉強におすすめのテキスト

次に、おすすめのテキストをご紹介します。

詳解 2級土木施工管理技術検定過去6回問題集

過去問とその解説が掲載された書籍です。最初に過去問を把握したほうがよいので、最初に取りかかるべき書籍といえるでしょう。

2級土木施工 第1次&第2次検定 徹底図解テキスト

過去問の補助教材としてテキストを使うのも一つの選択肢です。ただし隅々まで読み込むものではなく、あくまでも過去問でわからなかった部分を読むのが目的です。

あくまでも試験問題を解くための勉強なので、理解が表面的すぎることも問題ですが、逆に深入りしすぎて時間を無駄にすることも禁物です。

2級土木施工管理技士の勉強は通信講座もおすすめ

2級土木施工管理技士の勉強は通信講座を利用するという選択肢もあります。通信講座なら自宅にいながら学習が可能で、なおかつ勉強する時間も自由です。

自慢のSAT教材の内容をぜひご確認ください。

SATの通信講座の場合、あらかじめ収録された講義動画とオリジナルテキストを用いて学習を進めます。独学の場合はテキストだけの勉強になりますが、これに動画教材がプラスされることで学習の幅が広がります。

動画教材はオンラインでも視聴することができます(Eラーニングコースをお申し込みの場合)。つまり、インターネットがあればどこでも視聴できるので、たとえば通勤電車の中でのちょっとした時間でもお手持ちのスマートフォンから勉強が可能になります。

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2級土木施工管理技士の勉強方法まとめ

2級土木施工管理技士の【第一次検定】の勉強方法は?

一次検定の勉強方法は、過去問を中心に問題を数多く解く方法がおすすめです。

2級は3区分に分かれているため、範囲は狭いので問題も限られています。過去問題は、何回も繰り返せば、合格する可能性も高まります。

模擬問題もあわせて解いていきましょう。応用力もつくはずです。

2級土木施工管理技士の【第二次検定】の勉強方法は?

第二次検定は、記述試験です。

答えを選んでマークシートで塗りつぶすのではなく、自分で言葉を選んで文を組立てなければなりません。特に、経験記述が明確な正解が分かりにくいので、苦手意識を持ちやすいでしょう。

勉強方法はまず一度作成してみて、添削を受けるのがおすすめです。通信教材なら添削も受けられます。

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