第1級陸上特殊無線技士

一陸特の試験日はいつ?受験に必要なものや申し込み方法

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一陸特の試験は年に3回も実施されており、合格のチャンスが多い資格です。この記事ではそんな一陸特の最新の試験日から申し込み方法、合格までのスケジュールまで細かく解説していきます。

一陸特の試験日を把握して計画を立てよう

試験日程とスケジュール

【試験日】
2月試験
12/1~12/20頃

6月試験
4/1~20頃

10月試験
8/1~8/20頃  

【合格発表】
合否は試験日から約3週間後に「無線従事者国家試験結果通知書」の送付で通知されます。
ただし、試験問題は当日持ち帰ることができますので、気になる方は問題用紙に〇をつけておき、試験日から約1週間で日本無線協会のホームページで発表される解答速報で自己採点できます。

【合格後の免許申請の流れ】
合格した方の通知裏面には無線従事者免許申請の手続きの流れが記載されていますが、無線関連の管轄は総務省になりますので、総務省の以下のリンクからも流れを確認できます。

総務省 電波利用ホームページ

1)無線従事者免許申請書のダウンロード
  ※上記のサイトからダウンロードができます。
2)A4の白無地用紙にプリントアウト
3)免許申請書に必要事項を記入
4)免許申請書に顔写真を貼付(縦30mm×横24mm)
5)総合通信局に免許申請書・添付書類・返信用封筒を同封して提出
  ①氏名及び生年月日を証明する書類(以下のいずれかでコピーは不可)
   ・個人番号(マイナンバー)の印字されていない住民票の写し
   ・戸籍抄本
   ・印鑑登録証明書
   ・個人番号(マイナンバー)の印字されていない住民票記載事項証明書
   ・公の機関が発行した資格証明書の原本
  ②申請手数料(1,750円分)の収入印紙を免許申請書に貼付
  ③返信用封筒には住所、氏名を記載して切手を貼付
   ※返信時に簡易書留を希望する場合は簡易書留料金を含んだ金額の切手を貼付

↓約1か月後
6)免許証送付

試験概要

【受験料】6,300円
【試験開催地】札幌、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇
【試験内容】
 〇試験日:年3回(2月、6月、10月)
 〇試験形式:多肢選択式のマークシート方式
 〇試験時間:3時間
  ※無線従事者規制第8条の規定により、法規の試験を免除されている方は2時間30分
 〇試験科目
  無線工学 24問/1問5点
  法規   12門/1問5点
 〇合格基準
  無線工学 120点中75点以上/24問中15問以上
  法規   60点中40点以上/12問中8問以上

試験日までにやること

試験日までに行うことをここからはざっと解説していきます。必要な勉強時間や実際に勉強に費やせる時間、資格に対する前知識は個人差がありますので、順番は気にせずチェックリストのような感覚で見て頂ければ幸いです。

1)試験日を決める
 国家試験としては珍しく年に3回挑戦できますので、ご自身のペースで学習をして合格できる試験日を設定しましょう。また、試験月によっては試験日が平日の時もあります。社会人の方はお仕事を休めるかの都合もありますので、そういった点も重要です。

2)試験の申し込み
 詳しい申し込み方法や日程は次の項目でご紹介していますが、試験月の前々月の1日~20日が申し込み期間になりますので、直近の試験日で受験する方は申し込みに間に合わないということがないように試験月を決めたら申し込み日を確認しておきましょう。

3)学習方法を決める
 独学か通信講座の2択になるとは思いますが、ご自身に合った勉強方法を選択しましょう。独学の方には参考書と問題集を1冊ずつと決めてやりきるのがおすすめです。

一般的に一陸特に余裕をもって合格するために必要な学習時間は150時間といわれています。社会人の方が休日を除いて1日1時間の勉強と考えると、5~6カ月かかる計算になります。半年というのはモチベーションを維持し続けるのが非常に難しいです。

4)試験当日
 ここはおまけになりますが、一陸特の試験は座席が指定されていません。早めに行けば自分が集中して試験に臨むことができる座席を確保できますので、当日は試験時間ギリギリではなく余裕をもって会場に着くことをおすすめします。

さらに詳しく!
一陸特の合格率はどれくらい?資格を取得するための勉強法とは

一陸特試験の申し込み期限と申し込み方法

一陸特試験は書面申請とインターネット申請の2つの方法があります。それぞれ申請方法が異なりますので、申請方法を細かく見てみましょう。

書面による申請方法

※毎期試験の申し込み期限は、試験月の前々月の1日~20日です。

1)試験申請用紙を入手する
①日本無線協会の事務所または一般財団法人情報通信振興会から120円で購入
②日本無線協会宛に郵便で申請用紙を請求する
  ※封筒表面に「特殊無線技士用試験申請用紙請求」と朱書きの上、用紙代120円+返送時郵送料84円の計204円分の切手を同封して郵送する。

2)申請用紙に必要事項を記入する

3)試験手数料(6,300円)を支払い、申請書の所定欄に控えを貼付する
①ゆうちょ銀行で払込(窓口またはATM)
②協会窓口に持参して現金で支払い

4)申請用紙の提出
①希望する試験地を担当する協会の事務所宛に郵送する
②協会の事務所に直接持参する
 ※事務所での受付時間は月曜日~金曜日の午前9時~午後5時まで

5)試験実施月の前月中旬~下旬に受験票・受験整理票が発送される

6)試験当日に受験票・受験整理票に写真(縦30mm×横24mm)を裏面に氏名・生年月日を記入の上、貼付して提出する
  ※写真がないと受験ができないので、予め用意しておきましょう。

ネット申請方法

※毎期試験の申し込み期限は、試験月の前々月の1日~20日です。

1)公益財団法人日本無線協会の「無線従事者国家試験申請システム」を開く
2)「申請開始」ボタンを押す(ユーザー登録がまだの場合は登録も必要となる)
3)試験情報画面から「第一級陸上特殊無線技術士」を選択
4)試験聖書作成画面で必須項目を全て入力して送信
5)申請完了画面が表示されたら画面を印刷
6)ゆうちょ銀行で指定口座へ試験手数料を通常払込で払込
  ※日本無線協会のホームページでは、ゆうちょ銀行で払込用紙に必要事項を記入の上、窓口で支払う方法しか紹介されていませんが、ATMでも払込は可能です。一部のATMでは対応していないので確認は必要ですが、ATM払込のほうが窓口支払いよりも手数料が50円安く、ATMの営業時間のほうが長いので便利です。
7)試験実施月の前月中旬~下旬に受験票・受験整理票が発送される
8)試験当日に受験票・受験整理票に写真(縦30mm×横24mm)を裏面に氏名・生年月日を記入の上、貼付して提出する
  ※写真がないと受験ができないので、予め用意しておきましょう。

まとめ

一陸特試験は合格基準が高く、合格率も30%前後と難しい試験ではありますが、年3回実施されています。受験資格もなく、甲種消防設備士の受験資格が得られ、一陸技など次の資格にも繋がる魅力的な資格です。

理系資格ではありますが、出題の多くが過去問からと文系でも暗記力で勝負できる国家資格でもあります。とはいえ過去問だけをやっておけば合格できるほど甘くはありませんが、何か資格に挑戦したい、国家資格を取得したいという方には挑戦する価値がある資格です。

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